こんにちは。ぐらたんです。
ベランダでミニトマトをつくるため、ゴールデンウィークに苗の植え付けを行いました。今回は、植え付けからの途中経過と育てる際のポイントについてQ&A方式でご紹介します。監修者として、家庭菜園歴30年以上の母にも度々アドバイスをもらいました。
▼植え付けの様子を記事にしました。
▼雨対策とその失敗例を紹介しています。
▲黄色の花が咲きました!
ミニトマト育成のQ&A
Q. 水やりは、どのくらいの頻度で行えばいいの?
A. 根がつくまでは毎日1回たっぷり!その後は表面の土が乾いたら。
根がつくまでは毎日1回たっぷりの水をあげます。プランターで育てる場合は、土が少なくて乾燥しやすいので、忘れないように注意。水やりの際は、表面だけでなくて中の土も湿るくらいたっぷりとあげましょう。
トマトは乾燥に強い一方、多湿に弱い面もあります。1日に何度も水を与えすぎると、根腐れを起こす可能性もあります。あえて水の量を少なくして、実を甘く成長させる方法もありますが、初心者は基本に忠実にいきましょう(笑)
ちなみに、雨が降った日は水やりしなくてOKです。
Q. おいしい実をつくるコツは?
A. 脇芽かきと摘心をしよう!これはとても大事!
脇芽かきとは…トマトには、幹と大きな枝の間の付け根から、脇芽というものが生えます。
これを伸ばしたままにしてしまうと、トマトは葉の生育に養分を使ってしまい、実がおいしく育たなくなってしまいます。そのために、見つけたら「手で摘み取る」ようにしましょう。
▲赤丸がついている部分が脇芽です。
摘心(てきしん)とは…ある程度までトマトの苗が成長したら、茎の頂上をわざと切り落とすことです。そうすることで、茎の成長ではなく実の育成を促すはたらきをします。
もしトマトの背丈が伸びすぎてしまった場合、葉や茎の生育に栄養がとられてしまい、おいしい実が育たなくなってしまいます。
脇芽がサブの枝、摘芯はメインの枝です。脇芽かきは植え付け~随時、摘芯は植え付けから2カ月後以降に行いましょう。
脇芽かきも、摘心も、ミニトマトを「おいしく」育てるために大切な作業なんですね。
Q. 肥料はいつあげるの?
A. 実がなってからあげましょう。
ミニトマト栽培で肥料をあげるタイミングは2回。1回目は、植え付けのとき。培養土と肥料(元肥)を混ぜます。肥料入り培養土の場合はこの工程はカットしてください。2回目は、実がなってから。これを追肥と呼びます。実がなる前に肥料をあげてしまうと、「つるボケ」が起こります。
つるボケとは、ミニトマトが実をつけずに葉や茎ばかり成長させてしまうこと。ミニトマトは水もあげすぎず、肥料も抑えめのスパルタ式で育てた方がおいしくなります(笑)
Q. 害虫対策・病気対策は必要?
A. 初期段階であれば、薬を使用せずに害虫対策ができます。
市販でもさまざまな対策グッズが販売されていますが、私は無農薬で育てたかったので、市販の薬品は使わないようにしています。ただし、自然のものなので、どうしても小さな虫がつくことがあります。
代表的なのが、ハダニとアブラムシ。特に葉の裏に虫がついていることがあるので、目で確認した時に虫がついていたらその場で駆除しています。
ハダニは体調0.5mm程度ととても小さく、やっかいな存在です。ナス・きゅうり・ミニトマト・バラなどさまざまな植物の葉裏に寄生し、植物の汁を吸います。ハダニに吸われた部分は白っぽくなってしまいます。
アブラムシは植物の汁を吸うために口針を刺すのですが、そこからウイルスを媒介してしまいます。それにより、ミニトマトがウイルス性のモザイク病やうどんこ病にかかってしまいます。
余談ですが、葉の裏をよく見ていたら、ちょっとだけ野菜っぽいニオイがしてきました。そのニオイを嗅いだ瞬間、急になつかしさが込み上げてきました。昔、実家の畑で母親と一緒にトマトをとった思い出がよみがえったんです(笑)当時は自分の背丈よりもトマトの苗木の方が大きかったなぁなんて。香りの記憶ってこんなところにも影響があるんですね。
▼アブラムシの無農薬の駆除方法について詳しく紹介しています。
アブラムシの発生原因と生態とは? 手軽に試してみたい9つの駆除方法 | LOVEGREEN(ラブグリーン)
▼ミニトマトがかかりやすい病気について詳しく書いてあります。
トマト・ミニトマトがかかる病気の症状・対策・予防とは?栽培の注意点を解説 | 暮らし~の[クラシーノ]
▼収穫前日まで使えます。
まとめ
ミニトマトの栽培には、水やりの他に「摘心」「脇芽かき」「追肥」「害虫対策」が必要です。苗をよく観察することで、異常に早く気づくことができ、初期段階で対策をとることができます。健やかに育つためにメンテナンスが必要な点は、植物も人間も同じですね!