こんにちは。ぐらたんです。
自分の大切な人たちが、ずっと健康でしあわせだったらいいですね。しかし、誰しもが病気やケガにより、今までの健康や生活を失うことがあります。
私の場合、父親が入院してから5ヶ月が経過しました(途中で転院あり)。当初は3週間の入院の予定でしたが、さまざまな合併症や持病の悪化が重なり、現在に至ります。
介護や病気は突然おとずれるもの。急な生活の変化で、私自身もストレスを抱え、眠れなくなった時期がありました。そんな中、救ってくれた言葉をエピソードとともにご紹介します。
「想い」がこもった言葉
「一緒に歩いてくれるか?」
父が母にいった言葉です。実は、父は歩行に障がいが残ることとなりました(身体障害者手帳を申請中)。手術前は筋肉もしっかりしていて、母を置いていくほどの健脚でした。今はほとんどの時間を病院のベッド上で過ごし、足もすっかり細くなりました。
年齢を重ねるにつれて、「諦めること」が増えていきます。父も、諦めざるをえない事態になってしまいました。しかし、歩くという希望をもち続けていることを知り、救われた気持ちになりました。
同時に、長年連れ添っている母への信頼が見えました。
父の言葉に対し、母は「もちろん!手つないで歩くよ!」と力強く返したそうです。
今までは、夫婦は自由に歩き回っていましたが、これからは二人で手をつないでゆっくり歩く。今までと少し形は変わっても、父が父であることには変わりがないと思うようになりました。
「会いたいと思ったりする」
こちらも父から母への言葉。病室での生活は、自ら刺激を求めないと平坦なものになってしまいがち。若い人であれば、スマホで好きなことをしたり、病室を出て気分転換ができます。
父は…スマホの操作を忘れてしまいました。さらに、筋力低下+障がいのために、ベッドの上から動けない状態。さらに、コロナ禍の現在では、面会は週に1回のみ!
一人で病院の天井を見つめる時間が多い父。日頃何を思って生活しているのかを、母が質問したそうです。
そのときの父の答えは、「(あなたに)会いたいと思ったりする」。…もう、ごちそうさまですね(笑)理想の夫婦の形が見えた言葉でした。
物事の見方を変える言葉
「病気が重くても、気持ちが明るければ何とかなる」
こちらは職場の同僚が私にかけてくれた言葉。自分の人生をどう解釈するかを決めるのは、自分自身だと感じました。
物事は変わらなくても、自分の反応(どう解釈するか)次第で、幸せにも不幸せにもなる。だったら、気持ちを明るくして生きていた方が自分がラクだと思います。
▼苦しいとき、この本に支えられました。
まとめ
言葉の力は大きくて、言葉はときに人を深く傷つけることもあります。しかし、人を救うのも言葉だったりします。
実際に、苦しんだり悩んでいる方からすると、ただのキレイごとに映るかもしれません。ですが、受け取った言葉が自分を救ってくれることもあると思うのです。
個人的で重い話になりましたが、お付き合いくださって、ありがとうございました。