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病院の完全面会禁止がもたらす影響とできる対策

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こんにちは。ぐらたんです。

新型コロナウイルスの影響により、人と人との接触を避けるよう、社会全体が動いています。特に、高齢者や持病のある方のように、「重症化のリスクがある人」を多く抱える病院や介護施設では、その傾向が強くなります。

規制の程度は各施設によりますが、入院したら面会が禁止で誰にも会えなかった、入院した家族と会えなくなったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

私の父は、長期入院しています。以前は家族限定で面会ができていたのですが、コロナウイルスの感染者の増加により完全面会禁止になり、1ヵ月が経過しました。

今回の記事では、完全面会禁止により、どんな影響があったのかをまとめました。

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家族:お見舞いへの義務感・時間的拘束からの解放

救われる点があるとすれば、それは家族側の義務感・時間的拘束がなくなることです。

面会に行きたくても行けない。もちろん、荷物の受け渡しのための準備はありますが、1回あたりの時間の長さも短くなり、通う頻度も低くなります。

 

半ば強制的に離れることにより、自分の本来の生活や時間をとりもどすことができます。

 

 

家族:様子が見えないことへの不安

直接顔を見ることができれば、家族だからこそわかる小さな変化に気づけ、異常があれば本人の代わりに医療スタッフの方に伝えることもできます。

しかし、会えなければ、今の様子を知ることができません。

 

本人・家族:ともに過ごせる時間の減少

本来であれば、面会を通してともに過ごせる時間がありました。しかし、単純に会えなくなることにより、ともに過ごせる時間が減ってしまいます。入院している方が高齢の方である場合、どうしても「残された時間」が気になってしまいます。

以前、「親が要介護状態になったら、一つの区切りだと思え」という言葉を目にしました。

病気や要介護状態になる前の 

 

本人:気ごころの許せる人がいない寂しさ

病院には、多くの方が治療を含めたケアにあたってくれます。しかし、完全面会禁止の状況では、家族だからこそできる精神的なケアができなくなっています。入院中の方の認知機能が低下している場合、状態が悪化してしまうのではないかと、ご家族の方はなおさら不安でしょう。

 

私の父の場合、母に「電話したか?(母が自分を)探しているような気がした」といって電話をかけてきたことがありました。夢と現実の区別がつかなかったのでしょうか…。心の奥深くで寂しい思いを抱えているような気がしました。

 

 

会えないことによる弊害を減らすために

会えないことによる弊害は、対面以外のコミュニケーションをとることで和らげましょう。

 

患者本人とのコミュニケーション

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入院している方の年齢や状況に応じて、その人に合ったコミュニケーションツールを使います。

例えば、以下のような方法。

 

・手紙

・メール(スマートフォンが使える場合)

・電話(院内の電話の可能な場所で)

・オンライン面会(対応している病院)

 

私が父とコミュニケーションをとっている方法は、主に手紙。週に1度、荷物の受け渡しの際に、手紙をつけてもらっています。手紙の場合は一方通行のコミュニケーションツールになりますが、広い年代で活用することができるのでオススメです。

アナログな方法ですが、手書きの文字を通してあたたかい気持ちになってもらえたら…と思っています。

 

スタッフの方とのコミュニケーション

入院している方の様子を直接知ることができるのは、スタッフの方。本人とは会えなくても、荷物の受け渡しの機会などに、担当看護師さんを通じて様子を聞くことができます。少しでも元気にしている様子がわかれば、安心しますね。

 

 

まとめ

コロナウイルスが収束しなければ、このような状況は続くと考えられます。

この記事の意図は、無理をしてでも面会をするべきだ、という意図ではありません。完全面会禁止という措置は、大切な人たちを感染から守るために、仕方がないことだと思っています。

ただ、この状況が引き起こすメリットもデメリットも覚悟して、その中でできることを模索していきたい。実際に入院患者をもつ一家族として、そう思っています。

 

家族の看病・介護をしている方にとって、この記事が少しでも励みになれば嬉しいです!

 

▼面会ができた時期に書いた記事です。

www.guratan-gottani.com

 

最後まで読んでくださって、ありがとうございました!