こんにちは。ぐらたんです。
9月1日は防災の日。日本は年中通して地震などのリスクも考えられますが、特に夏や秋には雨や台風などの天候による災害も増加します。
個人的な話になりますが、最近、遠方に住む親が大雨により一時避難を経験しました。
今回ご紹介するのは、「高齢者を守る」方法。遠方に住むご家族を災害から守るためには、どんなことができるのでしょうか。
非常持ち出し袋の確認
まずは、家を離れる際に持っていく「非常持ち出し袋」の確認。
重視したい点は、「避難ができるくらいの重さにすること」。高齢者の場合は、体力の個人差が大きいため、その人にあった荷物にすることが必要です。
<非常持ち出し袋の内容例>
・食料、飲料水(3日分が理想ですが、体力に応じて増減)
・携帯ラジオ(電池で動くタイプ)
・懐中電灯
・貴重品(現金含む)
・マスク
・常備薬、おむつなど
・暑さor寒さ対策
いざリストアップすると、かなりの量になります。また、持ち運びには両手が使えるリュックタイプがオススメです!
ちなみに、母が大雨の中での避難したところ、普段20分程度でつくはずの道が、50分ほどかかりました。思わぬところで体力を削る可能性があるので、「余裕をもって行動ができる程度」の量におさめましょう。
ちなみに、内閣府では警戒レベル4「避難指示」で必ず避難をするように呼びかけています。早めの行動で、命を守るようにしましょう。
出典元:避難情報に関するガイドラインの改定(令和3年5月): 防災情報のページ - 内閣府
備蓄品の確認
家庭内に、ライフラインが止まっても生活できる分の備蓄をしましょう。
目安は1週間分です。
食料、飲料水から簡易トイレまで、さまざまな備蓄品が必要になります。
以下のサイトから、家庭ごとの必要な備蓄について調べることができます。
避難場所の確認
災害にあった際にどこに避難するか、緊急事態のときは判断が必要になります。家からの避難が必要な場合には、自治体が指定した「指定緊急避難場所への避難」や、安全な場所にある「親戚・知人宅への避難」が候補となります。
※家を出ることが、かえって危険と判断される場合は、自宅の安全な場所にいるようにしましょう。
以下のホームページからは、ハザードマップを閲覧できます。
また、遠方に住んでいる家族にとって、災害時は「遠くの子どもより、近くの他人」の方が頼りになるということを実感しました。母が避難をした際は、近所の同世代(70代)の女性と一緒に行動したそうです。田舎ならではのご近所づきあいに、母は助けられました。
連絡先の確認
遠方に住む家族が被災した場合、安否が気になるところです。普段使っている連絡手段で、安否の確認ができれば一安心。
しかし、ひとたび災害が起きると、一時的に電話がつながらなくなることがあります。
そんなときに備えて、災害用伝言ダイヤルを活用するのも一つの方法です。
災害用伝言ダイヤル(171)とは?
地震、噴火などの災害の発生により、被災地への通信が増加し、つながりにくい状況になった場合に提供が開始される声の伝言板です。
災害用伝言ダイヤル(171) | 災害対策 | 企業情報 | NTT東日本
避難行動要支援者名簿の登録
各自治体では、災害対策基本法の規定により「避難行動要支援者名簿」を整備しています。
特に高齢者や障がい者など自力での非難が難しい方は、こちらの登録をしておくと安心です。
避難行動要支援者名簿とは
●対象:避難行動要支援者(高齢者や障がい者で災害時に自力での非難が困難であり、支援を必要とする方)
●目的:上記の方に対する避難の支援、安否の確認その他必要な措置の実施
詳しくは、各自治体の情報を参考にしてください。
まとめ
今回の記事では、「高齢者を災害から守る」ことに重点をおき、家族として準備できることをご紹介しました。
ご高齢の家族と一緒に住んでいる方や、離れて暮らしている方。さまざまな家庭のタイプがあるかと思います。
特に、遠方に高齢の家族が暮らしている場合は、離れているからこそ、サポートできる仕組みづくりが必要になってきますね。
今まで災害にあわなかった地域であっても、今後も災害がないとは限りません。
9月1日の防災の日をきっかけに、普段の防災について見直してみませんか?
最後まで読んでくださって、ありがとうございました!