ぐらたんのごった煮ブログ

日々の暮らしをゆるっと楽しくしたいブログ

在宅介護が難しいと思った理由

当ブログにはプロモーションが含まれています。

こんにちは。ぐらたんです。

 

父が退院し、出産のための里帰りをした私は久しぶりに両親と生活をしました。

18歳で地元を離れて以来、数ヵ月単位で生活を一緒にしたことはなかったので、とても貴重な時間となりました。

 

以前と大きく違うのは、父が要介護3となり、介護がはじまったこと。

www.guratan-gottani.com

 

要介護の70代の父、70代の母、(当時)妊婦の私。

はじめての介護生活でしたが、高齢の両親だけに任せることなく、私も関われたことに少し安心していました。

 

しかし実際は、次第に在宅介護の難しさを感じることとなりました。

今回は、我が家では在宅介護が難しいと思った理由についてまとめました。

f:id:yurutto15:20220224140822j:plain

 

介護力不足

一番の理由は、介護力不足です。

介護力とは、家庭や地域が要介護者に対して、適切な介護を提供できる能力のこと。

 

私の実家の介護力は、おもな介護者である母にかかっていました。

私は遠方在住のため、実家にいられるのも短期間。

今後の生活のことを考えると、介護サービスに頼りながら父と母で生活できることが最低ラインでした。

 

実際に生活をしてみると、以下の問題点が出てきました。

 

1)立ち上がれなくなった父を介助することができない

2)急変したときに適切な判断ができない

3)情報検索力が十分ではない

 

1)は、母の体力的な問題。

筋力の低下した父は、ソファから立ち上がれなくなったことが何度かありました。

また、車に乗り込もうとして座席に手をついて、そのままフリーズしたことも。車への移動の仕方を忘れたように見えました。

 

自分よりも体が大きい父の身体を支えるのにも、体力が必要。

母一人ではどうにもならず、その際はたまたま居合わせた私の夫や、母と私の二人がかりで介助していました。

 

2)と3)については、ある日の父の急変で痛感しました。

f:id:yurutto15:20220224141855j:plain

詳しくは別の記事で書きますが、スマホやパソコンを使えない母は、父の急変時にとっさの判断ができませんでした。

 

夜間で担当ケアマネージャーと連絡がつかない場合、どこに連絡をすればよいか。

病院に行く必要はあるのか。

救急車を呼ぶ必要があるのか。

救急車を呼ばないのであれば、父を病院まで連れていく手段はあるのか。

 

動けない父を見て困っている母の姿を見て、両親二人だけの生活に大きな不安を感じました。

(実際は私が救急車を呼びました)

 

介護力が不足していると感じた出来事です。

 

 

動きにくい室内

実家は古い木造住宅。

室内は狭く、家具や家電が通路にでっぱっている状態。

杖を使っている父には通りにくそうでした。

 

母も私も、おそらく父本人も健康であったら、気が付かなかった「小さな不便」。

健康であれば、身体をうまく動かして通る道であっても、身体の自由がきかない状態では、一気に不便な道になっていました。

 

たとえば

・ソファから立ち上がるとき、近くのテーブルが足にひっかかる

・歩行練習をしようにも廊下は3メートルほどで練習にならない

・ダイニングへ向かうまでの道がせまく、杖をついて歩きにくい

・フローリングに敷かれたカーペットなど、小さな段差がある

 

想像ですが、歩きにくい室内だからこそ、父の歩こうという気持ちもそがれてしまったのではないかなと思いました。

 

結果として、父の体力・筋力はみるみる低下してしまいました。

リハビリ病院から退院直後は片手に杖をもって歩けたのですが、2ヵ月もすると、両手で杖を握りしめ、やっと体を支えているような状態になりました。

 

こんなに短期間で弱ってしまうのか…とやるせない気持ちでした。

 

 

今後について

父の今後について、介護力不足、動きにくい室内という理由から、今後は施設入所の可能性を考えるようになりました。

 

父の気持ちや母の気持ち検討することは多くあります。

私自身もショックを受けている状態ですが、父と母がより良い生活ができるよう、冷静に判断していこうと思います。

 

 

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。