こんにちは。ぐらたんです。
春が近づくと、ピンクや黄色、黄緑など鮮やかな色が外の世界に広がり、何となく心がワクワクしますね。
今日は、そんな春の香りを楽しめる桜湯をご紹介します!
桜湯とは
桜湯とは、桜の塩漬けにお湯を注いだ飲み物で、江戸時代からの歴史をもちます。お湯の中で桜の花が咲く、その華やかな見た目から、現代でも結納や両家顔合わせの食事会など、お祝いの席で登場することがあります。
なぜお祝いの席で桜湯が提供されるのか。その理由のひとつに、お茶は「お茶を濁す」「茶々を入れる」という言葉があらわすように、よくないイメージが伴います。そのため、お祝いの席ではお茶の提供を避け、桜湯が用いられるようになりました。
独特の桜の甘い香りは、クマリンという成分からきています。塩漬けにすることで発生し、抗酸化作用や抗菌作用、抗血液凝集作用をもちます。
(肝毒性があるため、クマリンのとりすぎには注意。通常の量では問題ナシです。)
桜湯を飲んでみよう
桜湯は、桜の塩漬けがあれば簡単に楽しむことができます。
<材料(1人分)>
お湯 約150cc
桜の塩漬け 適量(2輪程度)
ぬるま湯(約40℃)
こちらの画像は桜の塩漬け。ご覧いただいてわかるように、塩まみれです!
このままではとってもしょっぱいので、塩抜きをしていきます。
塩抜きのために、桜の塩漬け2輪程度をぬるま湯に5分つけます。
その間、お湯の中で桜を箸などで軽くふりましょう。
器に塩抜きした桜を入れ、お湯150ccを注ぐと…
器の中で、ふわっと花びらが広がります。花びらが透明になっていて、とてもキレイ!
塩抜きをしたときに使ったぬるま湯を少し入れることで、桜の香りや塩気がうつり、より風味豊かになります。
実際に飲んでみると、桜の香りがします。春を食べているみたい!もちろん、桜の花は食用に加工されているので、お湯と一緒にいただくことができます。
桜の塩漬けは、桜湯以外にも料理などで使うことができます。
ぬるま湯で塩抜きして細かく刻み、白ごまとともにごはんに混ぜ込み、おにぎりにしてもおいしいです!
みなさんも、春の気配を「味わって」みませんか?
最後まで読んでくださって、ありがとうございました!