こんにちは。ぐらたんです。
タイトルの通りですが、父が旅立ちました。
以前から父のことはブログに書いていましたが、3年前にした腰の手術をきっかけに体調が悪化し、介護施設に入居していました。
一時は命の危険すらありましたが、現在の施設で暮らすうちに、心身ともに回復してきました。
そんな中でのまさかの訃報。
その日も、亡くなる数時間前に電話をしていました。
「お父さん元気?」からはじまる、いつもの何気ない会話。
「週末はそっち寒くなるらしいぞ」と。
私が住んでいる地域の天気予報もチェックしてくれる父でした。
突然意識を失い救急車で搬送され、病院に着くときには亡くなっていたそうです。
遺影は、最後に行った家族旅行のときの写真でした。
離れて暮らすようになって長い年月が経過したことや、父が施設に入居したせいなのかもしれませんが、いまだに信じられない気持ちがあります。
信じたくないだけなのかもしれませんが…。
お悔やみの言葉をかけてもらうたびに、事務的な手続きをするたびに、父がいなくなってしまったということが事実になってしまうような気がしました。
父がいなくなったことをまざまざと実感したのは、葬儀でもなく、父と対面した時でもなく、お世話になった介護施設に父の荷物を引き取りに行ったときでした。
私がここに来るのは、父との面会のためでした。
ここに来るといつも車椅子に乗った父が迎えてくれたはずなのに、今日はいない…。
代わりに、担当のケアマネジャーの方が迎えてくれました。
父が亡くなった翌日は、音楽好きな父が楽しみにしていたピアノ演奏のレクリエーションの日だったそうです。
父のリクエスト曲も演奏されました。
どこかで聴いてくれていたらいいなと思います。
最後の電話のとき、ちょうど子どものために音楽をかけていました。
父にも聞こえたらしく、
「いい音聴かせてやれよ」と。
音楽が好きな父らしいアドバイスをもらいました。
父には、電話を切るときの決まり文句がありました。
「わかったー。んじゃ、ありがとねー」
嬉しそうな朗らかな声は、ちゃんと覚えています。
ありがとう、お父さん。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。