ぐらたんのごった煮ブログ

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回復期リハビリテーション病棟に転院後の父の変化

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こんにちは。ぐらたんです。

 

遠方に住んでいる父が急性期病院から回復期リハビリテーション病棟に転院をして、2ヵ月が経過しようとしています。

今回の記事では、転院後の父の変化についてご紹介します。結論からすると、「転院してよかった!」と思えるような良い変化がありました。

 

あくまで、我が家の一例になりますので、ご参考程度に読んでいただけたら幸いです!

 

▼前回の記事です。

www.guratan-gottani.com

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本人にとって良い変化

リハビリの中で、いろんなことに挑戦できる

急性期病院と、回復期リハビリテーション病棟では、リハビリにかける時間が大きく異なります。後者では1日最大3時間のリハビリを受けることができますが、父の場合は1日2時間のリハビリを受けています。

ちなみに、父が入院していた急性期病院では、リハビリ時間は1日約15分程度でした。

 

この長いリハビリにより、日常生活のさまざまな動作を行う訓練をすることができます。父自身も、「いろんなことに挑戦させてもらえる」と話していました。

 

歩行能力は少し向上

父は長期の入院により、廃用症候群になっていました。そのため、体中の筋力が弱まり、自力で体を起こすことでさえ難しくなっています。

しかし、回復期リハビリテーション病棟での「毎日の(←これが大切!)リハビリ」により、少~しずつ歩行能力を取り戻しつつあります。

 

まだまだ先は長いですが、それでも父が回復傾向にあることは、嬉しいものです。

 

食事を車椅子でとれるようになった

急性期病院では主に治療を目的としていることもあり、自力で車椅子に乗ることができない父は、ベッド上で食事をとっていました。

しかし、現在入院している病院では、食堂で一斉に食事をとるため、座った姿勢で食事をとることになります。ベッドから離れるきっかけにもなり、車椅子の乗り降りで体を動かすきっかけになるため、良いことづくめです。

 

トイレで用を足せた

介助つきではありますが、10ヵ月ぶりにトイレで用を足せました。

(家族としては、これが一番嬉しい!)

 

本人曰く「やらされた」と話しています(笑)まだイヤイヤ感がぬぐえません。

しかし、オムツではなくトイレで排泄することが当たり前になり、父にとって自信を取り戻すきっかけになれば…と期待しています。 

 

本人らしさが戻ってきた

もともと、両親は母が天然ボケで、父が厳しめのツッコミを入れることが多かった関係性。

しかし。急性期病院に入院をしていたころは母がメインで話をし、父は相槌をうつ程度で、会話量もそれほど多くありませんでした。

 

そんな父が、転院後、母の話に対してツッコミを入れるようになりました!そのツッコミが、入院前に父が母によく言っていた言葉でした。

身体を動かすことによる良い影響なのだと感じています。

 

また、会話の中で母や私を気遣うような言葉が出てくるようになりました。

 

上記のような変化は、本人の余裕が出てきた証拠なのかもしれません。

 

 

 

身だしなみに気を配るようになった

転院時には、髪はボサボサ、顔にはヒゲのそり残しがある状態でした。母が急性期病院の入院時に手鏡を渡そうとしたら「必要ない」と断っていた父。入院前は、毎日20分洗面所に張り付いて髪のセットをしていたのに…。

もしかしたら、やせて変わってしまった自分の顔を見たくなかったのかもしれません。

 

しかし、転院後のある日、父から「手鏡を持ってきてほしい」と母にリクエストがありました。「自分の見た目に気を配る」余裕も生まれたようです!

 

家族にとって良い変化

定期的に現状把握ができる

現在、父が入院している病院では、月に1度、関係者(主治医の先生、看護師さん、理学療法士さんなど病院のスタッフの方々+本人+家族)による話し合いの場があります。ここで、家族が患者の現状を把握できます。

それぞれの立場から、患者の現状や課題について話をしていきます。

 

この話し合いは、我が家の場合は母が参加しているのですが、話し合いをすることによって、父が家に戻った際にどんな生活になるのかをイメージできます。

 

本人のこれからの課題

日常生活動作のさらなる改善

父には全面的な介助が必要です。

入院中は、プロである医療スタッフの方々がサポートしてくださっていますが、退院をすれば、70代の夫婦二人の生活。下手をすれば、共倒れになってしまう危険もあります。

 

もちろん、介護保険を使ってサポートを受けるつもりですが、できるだけ「父が自分らしく生きる」ことと、「母の負担を減らす」ことを叶えるためには、入院期間中にできるだけ日常生活動作を改善させることが必要になります。

 

本人・家族のこれからの課題

本人に「生きがい」をもってもらう

病院では、「リハビリの時間」が決まっているため、身体を動かすはたらきかけをしてもらえるのはメリットですが、その他の時間の使い方は、入院している本人次第。

自主的にリハビリをしたり、読書を楽しんだり…。

自分の時間をどう過ごすのかは、本人の目的次第です。

 

 

実際に父は…というと、「何をすればいいのかわからん」状態。

父に「生きがい」を取り戻してもらうことは、本人だけでなく、家族自身も考えていくべき課題になりそうです。

 

まとめ

父が回復期リハビリテーション病棟に転院をして、心身ともに良い変化はたくさんありました!

そのおかげで、母も私も落ち着いた生活ができるようになったので、医療スタッフの方々にはとても感謝をしています。

 

同時に、退院後の生活も見据えていくことになります。入院前とはかなり変わってしまった父を受け入れるために、課題はたくさんあります。それらを1つ1つ明らかにし、解決していくことで、本人も家族も充実した生活を送りたいものです!

 

最後まで読んでくださって、ありがとうございました!