こんにちは。ぐらたんです。
介護施設に入居中の方が、慣れ親しんだ家に戻って、家族との時間を過ごす「一時帰宅」。
時にはそんな時間がとれると、ご本人や家族にとっても有意義な時間が過ごせそうですね。
私の父は介護施設にいますが、数時間の一時帰宅をし、家族団らんの時間を過ごしました。
今回の記事では、父の一時帰宅の経験をもとに、一時帰宅をするまでの流れや、受け入れ準備、気をつける点をまとめました。
どなたかの参考になれば嬉しいです。
施設とのやり取り
施設側に一時帰宅の希望を伝える
まずは、施設側に一時帰宅を希望している旨を伝えます。
感染症の流行の有無などによっても対応が異なるので、まずは施設に確認をしましょう。
もちろん、入居されているご本人の気持ちも聞いておきたいですね。
日時の決定
施設からの許可がおりたら、具体的な日時を決めます。
このとき、帰宅時間の門限などがあれば確認をしておきます。
注意事項の確認
施設に入居されている方だと、決まった時間に薬を飲んでいる場合も多いですね。
薬の服用方法や時間などについて、施設の方に確認をしておきましょう。
また、一時帰宅の場合、自宅に帰るのはOKだけど、外食はNGなどのルールがある場合もあります。
施設の方に、できないことの確認をしておきます。
受け入れ準備
安全な場所をつくる
施設の中は、段差がなかったり、廊下に手すりがついていたりと動きやすい環境が整っています。
一方、自宅ではそのような環境が整っていないことも。
実際に迎え入れる前に、自宅が安全であるかの確認をしましょう。
たとえば
・転倒につながりそうなものは床に置いていないか
・(歩行が困難な方の場合)手すりや立ち上がりをスムーズにする段差解消グッズがあるかどうか
うちの場合ですが、父は足が不自由なので、玄関からの立ち上がりを楽にするために、低めの踏み台を準備しました。
介助する人手の確保
一時帰宅の日時を決めるとき、人手が十分な時期を選ぶことをオススメします。
父の場合は、母1人のときではなく、家族(夫+私+子ども)の帰省に合わせて一時帰宅をしました。
母1人では、父がふらついたときなどに対応しきれないためです。
移動手段の確保
施設~自宅間の移動手段を確保します。
父の場合ですが、1度目の一時帰宅は介護タクシー、2度目は自家用車で送迎をしました。
一時帰宅後のフォロー
気がついたことは施設に申し送りをする
楽しい時間を過ごした後も、特に気にかけたいのはご本人の体調。
父の場合ですが、涼しい時期だったのにもかかわらず、一時帰宅をしたときに大量の汗をかいていました。
「もしや体調不良では…?」と心配したので、念のため翌日に施設に連絡をし、経過をみてもらうことにしました。
幸いなことに、感染症などではありませんでした。
「伝えておけばよかった」と後悔しないためにも、体調面などで気づいたことがあれば施設に伝えるようにしましょう。
してよかったこと
写真・動画の撮影
写真もそうですが、個人的にオススメなのが動画の撮影。
動画だと、声やその場の空気感も記録として残せます。
たくさんの人に会ってもらう
施設に入居していると、面会でもしない限りはなかなか会うことができません。
今回一時帰宅をしてよかったのは、子どもの楽しそうな様子を父に見てもらえたこと。
面会もしたことがあるのですが、10分間という制約もあり、いつも子どもが打ち解けないまま終わっていました。
しかし、一時帰宅では、子どもが楽しく遊んだり、おしゃべりをする姿を父に見てもらえたのが良かったです。
父にとっては初孫。
「こんなにしゃべるのか」と顔がほころんでいました。
一時帰宅をしたときの具体的な状況は、また別の記事でお伝えしたいと思います。
まとめ
一時帰宅を希望する場合、施設に希望を伝えるのと同時に、受け入れ準備が必要になります。
また、一時帰宅が終わったあとも、気がついた点があれば施設に申し送りをしましょう。
快適な環境になるように事前に準備をして、楽しい時間を過ごせるといいですね。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました!