こんにちは。ぐらたんです。
仕事をしている方にとって、不妊治療と仕事の両立は難しいと感じたことはありませんか?私はフルタイムで仕事をしているのですが、1年3ヵ月の不妊治療の間、一番困ったことが「仕事との両立」でした。
両立が困難な理由
特に会社員として組織の中で仕事をしていると、自分以外の仲間の負担にもかかわるため、こんなことを考えてしまうこともありました。
・しょっちゅう休むと職場に迷惑がかかってしまうのではないかと不安になる。
・急に治療のスケジュールが入ると仕事のスケジュールに影響が出るor治療を諦めてしまうことがある。
・休んでいることに対して罪悪感をもってしまう…。
私も、「いっそ仕事をやめた方が集中できるんじゃないの?」などと考えていました。まわりには、仕事をやめて不妊治療に専念した友人もいます。
実際にあったことですが、人工授精の日を決める診察をしていたとき、先生から「明日(人工授精を)しましょう!」といわれたときもありました!しかも、夜7時の診察で(泣)
戸惑っていると、
「どうしても都合がつかなかったら次の日でも大丈夫だけれど、そのときはもう排卵してしまっている(=受精の可能性が低い)かもしれないよ」
と言われました。
そんなことを言われたら…せっかくのチャンスを逃したくない!
不妊治療の場合は、女性側の体調を診ながらスケジュールを決めていくので、先の見通しがたちません。
私の場合は、事前に上司に不妊治療をしている話を伝えていたため、翌朝すぐに連絡をして半休をもらいました。
両立の負担を減らす方法
不妊治療をしていることを上司に伝える
仕事をしていると、スケジュール調整に苦労します。そのため、不妊治療をしていることを上司に伝えることで、その負担は少し軽くなります。
話す相手は直属のみでいいと思います。(プライベートなことなので、多くの人に知らせようとは思わなかったため)
私が事前に話をした際は、このような流れで話をしました。
①上司に時間をもらう。
「ご相談したいことがあるので、お時間をいただけませんか?」
②不妊治療をしていることを伝える。
「個人的なことで申し訳ありませんが、夫婦で子どもがほしいと考えているため、不妊治療をしています。」
③急な休みをもらう可能性があることを伝える。
「不妊治療では、体調を診ながら治療や処置のスケジュールが入るため、突発的にお休みをいただくこともあるかもしれません。」
④迷惑がかかってしまうことを伝える。
「ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。」
上司によっては理解をしてもらえる・してもらえないといった場合が出てくる可能性もありますが、事情を伝えているor伝えていないの違いで、休みの取りやすさは変わってきます。
私の場合、上司は男性で不妊治療の経験はなかったのですが、理解をしてもらえました。
割り切る気持ちをもつ
不妊治療と仕事、どちらも大切にしたいけれど、自分の体は1つ。時間もできることも限られています。
今は不妊治療をがんばりたいと思うのであれば、自分を責める必要はありません。
「みんなからどう思われるかな…」と考える方がかえって身体に影響してしまいますよね。
通院中、仕事の遅れを取り戻すためでしょうか、クリニック内では、パソコンを持ち込んで仕事をしている方も見られました。
「みんながんばっているんだ…!」
と、勇気をもらった瞬間でもありました。
仕事は、巻き返しができるときに自分のペースを取り戻せばいい。
そう考えるのが、自分を守るコツかもしれません。
まとめ
不妊治療と仕事の両立は、スケジュール調整やそれに伴う心理的な負担がかかります。
その際には、「不妊治療をしていることを上司に伝える」「割り切る気持ちをもつ」ことで負担を減らすことができます。
ただでさえ負担の大きな治療期間。この記事が、少しでも心を軽くして過ごすための参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました!